「あちー…。わざわざ七夕の日に降らなくてもいーよなー」

パタパタと手であおぎながら丸井が愚痴を零す。
本日七夕7月7日の天気は運悪く雨だった。
湿度増加、加えて部室にレギュラー+αが意味もなくもなく居座っている所為で室温も上がり蒸し暑い。

「七夕って言うとアレですねー、織姫と彦星とやらが年に一度天の川を渡って逢う日」

部誌であおぎながらが言った(後ろで真田が「部誌を私用で使うな!」と怒鳴っている)(ツッコミどころが違うだろう)(しかもはどこ吹く風とばかりに無視している)。

「お前の口からそんな台詞が出るとはのう」

日頃あれだけ現実的なを見ているとなんとも不思議に思えて仁王がにやりと笑って言った。

「だってアレじゃないですか、ごっつい服着て織姫と彦星が天の川をクロールする日
「「「「「「「「………」」」」」」」」
「え、違うんですか?」
「…さん、貴方はどうしてそう子供の夢を壊すようなことを…」
「え、じゃあどうやって泳ぐんですか?背泳ぎ?平泳ぎ?バタフライ?犬かき?

一瞬背泳ぎetc…で天の川を渡る織姫と彦星を想像してしまった一同。

…クルージングですよ
「紳士らしい答えを言っとるようでお前も夢を壊しとうよ、柳生」


意味もなく「部室」です。ホントは「部誌」とか「七夕」とかあったらそれにしたんですが…。
織姫と彦星はどうやって逢瀬を重ねるのか気になってふとクラスで言ってみたところ爆笑されたネタ。
とりあえず時事ネタ。