この時期、幼稚園児の話題に必然的にのぼるもの。
それはサンタクロースの存在の有無だ。


園児討論


「ぜーったいサンタさんはいるのー!魔法を使って家に入ってくるんだからーっ!!」
「魔法とか言ってるじてんで現実的じゃないし。サンタなんているわけないじゃん」
「ヒーローとかいっぱい魔法使うじゃん!」
「テレビの中に限ってな」
「うち実はサンタさんから手紙もらってん。」
「マジでか」

勝ち誇ったようにバッと広げて手紙を見せる女児に男児はショックを受けた。

「『めぐちゃんへ。かぜをひいたらしくてしんぱいしています』…すげー!サンタってマジでいるんだ!」

幼稚園児とはなんとも単純なものだ。

「…なんでサンタが日本語書いてんだよ」

しかし中には怖ろしく鋭い幼児もいるには、いる。

「サンタが魔法使えたら私にも使えてるっての」
「…それはどうだろうね」
「ライトンは無論信じてなんて無いよね?」
「“ン”は余計だよ、」
「世の中の子供はなんと単純な事か…」
「自分も子供ってこと忘れてない?」
「アンチサンタ団体結成ー!!」
「僕を巻き込まないでくれ」
「サンタなんて…!」
「…夢の無い子供だよね、君も僕も」
「だって私の家仏教徒だし。」


幼稚園児がこんな会話してたら怖ぇよ。
元ネタは『笑ってこらえて』の『幼稚園の旅』より。
めぐちゃんって誰だ。